第26回★婚活ブログ 大好きな彼と争い勃発!ケンカせず楽しくデートする方法とは

 

質問者 30代女性

 

2年つきあっている彼がいます。

最近、すぐ喧嘩になっちゃうんです。昨日も一緒にランチしようってことになってたんだけど、どこに食べに行くか、家で食べるかで意見が衝突。

このままじゃ別れることになるかもしれません。

本当は仲良くしたいのに、なんで喧嘩になってしまうのかわからないんです。
どうしたらいいのでしょうか?

 

 

A 「二人で楽しく過ごすことがランチをする目的」です。

 

 

ご質問ありがとうございます。
アドラー恋愛カウンセラーMIHOKOです。

 

そうですね。

 

そもそも、お二人で楽しく食事したいと思っていたのですから、「喧嘩」は、ほぼ真逆の状態です。
このままでは別れることになるかもしれないと感じるほど、状況は混乱しているのですね。

 

 

どうしたらいいのだろう?と悩む気持ち、とてもよくわかります。

 

 

では、この状況をアドラー心理学の観点から考えてみましょう。

 

 

♥なんで喧嘩になってしまうのかわからない

 

 

あなたは今後このような展開にならないことを望んでいるので、喧嘩の原因をみつけようとしています。
でも、それが、わからないのですね?

 

でも、わからなくても大丈夫です。

 

それよりも、

 

 

♥「何でできない?」と考えるのをやめて、
♥「どうしたらできる?」と考えてみましょう。

 

 

この場合なら、なんでランチできない?→どうしたらランチできる
さらに、なんで楽しくない?→どうしたら楽しい?と変換してみるのです。

 

 

何かお気づきになりましたか?

 

 

喧嘩になったのは「楽しい時間を二人で過ごすための手段」について意見が違ったからですね。
喧嘩までの気持ちのプロセスはこんな感じではないでしょうか?

 

 

喧嘩←意見の相違←楽しいランチのイメージ←一緒に食事したい←彼・彼女が好き

 

 

実は、どこでランチするかは、目的を達成するための手段です。

 

 

二人が楽しく過ごせれば目的は達成されます。
だから、場所はどこでもいいのです。

 

 

A 主導権争いから、まず、あなたが降りることです。

 

 

アドラーは「人生の意味の心理学」の中で以下のように言っています。

 

パートナーが協力する課題において、従属の地位を受け入れる事は不可能である。
もしも1人がもう1人を支配したいと思い、従うことを強いれば、二人は一緒に豊かに生きることはできない。
参考文献:
人生の意味の心理学 下 

 

「二人で楽しく過ごすこと」より、「自分のイメージ通りにことを運びたい」気持ちが強いと、自然に主導権争いがはじまります。
どちらか一方の人が主導権をとれば、自ずともう一方は従うことになります。

 

 

このように、一緒に楽しい時間を過ごすことが目的だったのに、手段にこだわるととんでもない方向に話が流れてしまうのです。

 

 

誰だって、支配者に従うのはイヤなものです。
お互いにそのつもりはなくても、結果的に争いごとになっています。

 

もしも、話の流れがおかしな方向に向きはじめたら、まずあなたが主導権争いから降りましょう。
そして、感情的にならず、静かにこう言ってみましょう。

 

「あれ、おかしいなぁ、私はあなたと楽しく過ごしたいの。
だから、このお店を提案したの。でもね、どこでもいいよ。
だって、それで喧嘩するのは、なんかおかしいと思わない?」

 

 

さて、いかがでしょうか?手段にこだわらず、お二人の楽しい時間を過ごしてください。
本当の目的を忘れないようにしましょうね。

 

 

参考文献 人生の意味の心理学 アルフレッド・アドラー アルテ