第73回★婚活ブログ 甘え下手さん必読!【俺がいなくても…】と思わせないキャリアウーマンの立ち回り

相談者【30代女性】

Q.私は某企業のエリアマネージャーを担当しています。

 

今迄の彼も今の彼も、私より年収が低いからなのか、

私自身のキャリアからなのか、

いつも「君は強い女性だね」と言われることが多いです。

 

本当は私だって甘えたいし、

 

「そんなに強い女じゃないのにぃ〜」

 

というのが本音ですが、

素直に甘えられない自分がいるのも事実です。

 

しかも前の彼との別れの時には、

 

「俺が居なくても大丈夫だよね」

 

とまで言われホント傷付きました。

このままでは、

今の彼にも同じように思われるのではないかと不安です。

どうすればよいでしょうか?

 

A.彼の居場所を作ってあげて、自信回復してあげましょう!

 

こんにちは、

一般社団法人 恋愛・結婚アカデミー協会

代表理事の井上敬一です。

 

今回のケースは、

私のセミナーに来る女性に非常に多いものです。

 

この様な時に私がいつも、

女性にアドバイスすることがあります。

 

それは、あなたが弱い生き物だとアピールするよりも、

 

「彼が強い生き物だということを認識させて下さい」

 

ということです。

これは男性が、

 

「俺が居なくても大丈夫だよね」

 

というセリフを吐く、

背景心理を考えれば自ずと分かることです。

 

「俺が居なくても大丈夫だよね」

 

という彼の心理を翻訳すると、

 

「ここには俺の居場所がない」

 

ということ。

 

もっと平たく言うと、

 

「俺はここに居たい」

 

ということです。

 

「え?だからここに居ればいいじゃん!」

 

と女性は簡単に思うでしょう。

 

しかし、男性の人生のテーマは「力の証明」です。

自分が役に立っている実感が無いと、

そこに居場所を見出せない生き物なのです。

 

しかも、大好きな彼女の役に立ちたいという思いは

非常に強いものであり、

それが叶わないとなると、ますます居場所がなくなる。

 

居場所がないと分かると、

自分が弱い生き物のように感じてしまい、

自信を失い、その場から去りたくなるのです。

 

これは全て、男の勝手な心理なのですが、

今回の相談者のような悩みを抱える女性の殆どが、

自分でも気付かないうちに、

もちろん悪気もなく、

彼の居場所を無くしてしまっているケースが多いのです。

 

余談ですが、この様な悩みを抱える女性に

伝えられる解決策として、よく言われることがあります。

 

 

・自分は弱い生き物だとアピールしましょう

・出来ない自分を見せていきましょう

 

 

これらは間違いではありませんが、

女性が「私は弱いよ」とアピールしても、

彼から見て強い女性と思われているのですから

あまり意味がありません。

 

また、ワザと出来ない自分を見せる

というのもムリがありますし、

自分が下がって、彼と対等になるというのも、

何だか上から目線で彼にも失礼ですね。

 

何よりそんなことをしても、

根本的な問題は、彼自身の自身回復や居場所作りです。

 

大切なのは、彼自身が、

 

「自分には彼女を支える力があり、役に立っている」

 

と感じて貰えるかどうか。

そして自ら居場所があると感じられるかどうかなのです。

 

 

■彼に甘えるのではなく「頼る」

 

では実際に彼の居場所を作り、

自信回復するにはどうすればよいのでしょうか?

 

最も簡単なのは彼に「相談」することです。

仕事でも人間関係でも、

或いは部屋の家具の位置変更でも良いです。

 

ジャンルは問いませんが、

彼に意見やアドバイスを求めてみて下さい。

 

ポイントは、

彼が答えられることに限定することでしょう。

 

今回のような相談をされる方は、

基本的には甘えベタな方が多いです。

 

彼の居場所作りの為に彼に甘えて下さいと言っても、

なかなか難しいもの。

 

なので、甘えるのではなく彼を頼る、

即ち、相談することをお勧めしています。

 

相談することで、

彼が自分の力を自ずと感じることができます。

 

また、女性も彼に「ありがとう」を言う機会が増えるので、

彼にも自然と自信が付きます。

これらを繰り返すと彼の居場所が生まれます。

 

彼女の年収や会社での役職が自分より高くても、

彼が他のところで彼女の役に立っていれば、

決して先述した、

 

「俺が居なくても大丈夫だよね」

 

とは言わない筈です。

 

むしろお互いに尊敬し合える

本当に仲の良いパートナーになることが可能になります。

 

甘えベタな方は、先ずは、自分一人でも決められることでも、

あえて彼に相談することから始めて下さい。

 

 

■甘え上手になる「甘え筋肉」を付けるエクササイズを!

 

彼に甘えるのではなく『頼ることが大切』とお伝えましたが、

甘え上手になるのにこしたことはありません。

 

ただやはり、イキナリ甘え上手になることは難しいので、

そんな方は普段の生活から“甘え筋”を鍛える必要があります。

 

お勧めは、男女問わず、

彼以外の方に甘える練習をすることです。

 

例えば、

職場の同僚にちょっとした仕事を頼む。

 

友人にレストランの予約を任せてみる。

 

知り合いに「荷物を持ちましょうか?」と言われたら

「お願いします」と素直に甘える。

 

タクシーの温度が低ければ、

ガマンせずにエアコンの温度を下げてもらう。

 

宅急便が届いたら、中まで荷物を運んでもらう。

 

などなど。

甘えベタな方は、なんだか頼むと悪いなぁとか、

何でも自分がやるというクセが付いてしまっています。

 

なので、普段の生活から

人を頼ることに慣れていくしかないのです。

 

また、人は頼られると意外と喜んでくれます。

 

なぜなら、彼に限らず、人は皆な、

誰かの役に立つことで、自分の居場所ができたり、

自信が付いたりするからです。

 

世間で言われる自己肯定感というものも、

人へのお役立ちを通して芽生えてくるのです。

 

彼に甘える前に、他の多くの方で“甘え筋”を鍛えて、

甘えられた方が喜んでいる様子を認識してみましょう。

 

そうすると、彼にも安心して甘えることができるでしょう。

 

もうこれで、

 

「俺が居なくても大丈夫」

 

とは、決して言われない女性になると思います。

 

これからもあなたの恋愛や婚活が

うまくいくことを心より応援しております。

投稿者プロフィール

井上敬一
井上敬一
兵庫県尼崎市出身。立命館大学中退後、ホスト業界に飛び込み1ヶ月目から5年間連続ナンバーワンをキープし続ける。当時、関西最高記録となる1日1600万円の売り上げを達成。業界の革命児として、PrinceClubShionをはじめとしたシオングループオーナー業を経て、現在は実業家として企業、個人のブランディングやアパレル、サムライスーツなどのプロデュースを手掛ける他、人に好かれるコミュニケーションを伝える研修・講演を展開している。